ノリア英語プロジェクト(NEP)とは、現在、私たちが支援しているノリア孤児院(正式名称:Wat Norea Peaceful Children's Home)の子どもたちが職を得られるだけの英語能力を取得することを目標とした英語教育事業です。



 


2001年12月、私たちは初めてチャリティーコンサートを開催し、大規模な支援資金を集めることができました。
 そして、その資金をどう子どもたちのために役立たせることができるかということで議論を重ね、ノリア孤児院のスタッフ、そして子どもたちとも話し合いました。よい支援とは何かということを考えたとき、それは「支援を必要としなくなる支援」であるという答えに達しました。
 子どもたち自身が力をつけ自立していくことが理想です。しかし、カンボジアは縁故社会であり、身寄りのない彼らにとって職を得るということは、何か専門的な技術を持たない限りきわめて難しいことです。特に女の子にとってはこの問題は深刻で、将来職を得られずに身を売って生活せざるを得ない状況に陥ってしまう可能性すらあります。私たちはそうならないことを願っています。

 そこで、カンボジアで需要の高い「技術」は何かと調査を進めた結果、それは英語であるという結論に達しました。英語教師、ツアーガイド、NGO職員など、カンボジアには英語を必要とする職業が数多く存在します。こうして2002年6月、子どもたちに英語教育の機会を提供する目的でノリア英語プロジェクトがスタートしました。


 【2006年度までのNEP活動報告】

当会は2002年度より、ノリア孤児院の最上学年の女の子6人を対象として、当会と契約した現地の英語教師のもとで英語教育(NEP Class1)を行っていました。その事業期間の4年間が、2006年度夏、無事修了いたしました。
class1 の女の子 6 人は 4 年間の授業により将来英語教師を目指したいなど、進路に対する多様な思考が芽生えるようになりました。

また現在は、中学1年生、2年生くらいの子ども達への英語学習環境の提供のために昨年度開講しました、Class2の男女14人への支援を中心に行っています。

 【今後の展望】

当会としては、修了したClass1の女の子へのケアにも配慮しながら、昨年度開講したClass2の授業を中心に行っていくことになります。また現地孤児院の移転に伴って受け入れる子どもの数が大幅に増えたことにより、今後当会としてどのように英語教育を行っていくかについても議論を進めていきます。また新孤児院への英語教育支援を開始することも予定しており、その枠組みについて新孤児院を運営している団体と話し合いを進めております。

 

行きたい時にいつでも現地に行けるとは限らない学生が継続的な支援事業を行うということにはたくさんの弊害が生じてきます。しかしながら当会としてはそういった数々の制約がある中で、より多くの子ども達へ将来へ繋がるような英語教育を提供することができるよう、今後とも最善を尽くしていくつもりです。