
カンボジアでは、小・中等教育を無償で受ける権利がカンボジア王国憲法で保障されています。 カンボジア王国憲法によると、義務教育は小学校で6年間、中学校で3年間の計9年間となっています。 以下はそのことを明記したカンボジア王国憲法からの一部抜粋です。
<Article 68:The State shall provide free primary and secondary education to all citizens in public schools.
Citizens shall receive education for at least 9 years.
The State shall disseminate and develop the Pali schools and the Buddhist Institute.>
UNICEF発行の『世界子供白書2011』内の統計データによると、カンボジア国内の教育に関する統計は下の表のようになっています。
| 男性 | 女性 | 合計 | |
| 初等教育総就学率(%) 2003-2008 |
120 | 112 | |
| 初等教育純就学率(%) 2003-2008 |
90 | 87 | |
| 小学校に入学した生徒が最終学年まで残る率(%) 2005-2009 政府データ |
54 | ||
| 小学校に入学した生徒が最終学年まで残る率(%) 2005-2009 調査データ |
92 | ||
| 中等教育総就学率(%) 2003-2008 |
44 | 36 | |
| 中等教育 純就学率(%) 2005-2009 |
36 | 32 | |
| 中等教育純出席率(%) 2005-2009 |
29 | 26 | |
| 若者(15-24歳)の識字率(%) 2004-2008 |
89 | 86 | |
カンボジアは初等教育の純就学率は高いのですが、小学校を修了、卒業するのは入学した生徒全体の五割にとどまるといわれています。入学後、修了できずに学校を去っていく理由には様々なものがあります。
具体的に言うと、家庭における労働力として、賃金を得なくてはならないため学校に通えないというような金銭的理由や、教育の重要性に対してあまり理解を示していない保護者が教育を二の次にしてしまうため、などが挙げられます。
なお、学校の授業形態は、多くの学校が午前・午後の二部制をとっています。これは学校や教師の数が不足しているからであるとされています。